大津夜まわりの会

団体情報
この法人は、ホームレス生活を余儀なくする人達に代表される生活問題を抱えている人達に対する支援活動を行い、貧困問題を解決していくことにより社会福祉に寄与することを目的とする。
名称 | 特定非営利活動法人 大津夜まわりの会 |
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代表者名 | 小坂 時子 |
活動分野 |
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主たる事務所 | 大津市膳所一丁目10番4号ひまわりサロン |
目的 | この法人は、ホームレス生活を余儀なくする人達に代表される生活問題を抱えている人達に対する支援活動を行い、貧困問題を解決していくことにより社会福祉に寄与することを目的とする。 |
申請年月日 | 平成18年10月17日 |
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認証年月日 | 平成18年12月21日 |
年度終了日 | 3月31日 |
設立年月日 | 平成19年01月04日 |
設立に関する書類 | 定款 |
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事業報告 |
※事業報告書は全て滋賀県に提出されています。【滋賀県 協働ネットしが NPOデータベース】はこちら。
夜まわりのあゆみ
資料
2008年 6月 6日
01年
夏ごろからなぎさ公園を中心に野宿者が増える。
02年
:野宿生活者への支援を個人的な善意で夜回り活動が始まる。
:声かけながら、パンやおにぎり、コンビニ弁当をもらって訪問。
:生活保護受給14名
:12月大晦日 膳所公園で炊き出し
:野宿生活者への支援として炊き出し。生活保護が受けられる説明をする。
希望者は年明けに生活保護申請に同行する旨をつげる。
03年
:1月正月明けに生活保護申請手続きをする。
:野宿生活者に対する食べ物等の支援活動が毎日継続的におこなわれた。
また、民家を借り宿泊させるなど、今後の生活や人生相談、債務の相談、金銭援助、
住宅確保、就職、医療機関など、専門機関へと連携とりながら支援の輪が広がってきた。
:12月越冬支援活動、健康診断、炊き出し、衣料の提供など団体と共同で行った。
:生活保護受給者31名
04年
:日常的な支援活動の強化、年末越冬支援は実行委員会で行った。
:生活保護受給者25名
05年
:年末越冬支援は恒例になる。
:生活保護受給者37名
06年
:生活保護受給者32名
:8月元野宿生活者支援の実態調査実施
:NPO認証取得を指向は、ホームレスの減少により支援のあり方を模索し、より発展させるために法人化した。
07年
:1月NPO法人県より承認される。
:生活保護受給者
評価と課題
★ 活動の原点は、入居支援事業。6年間で約150人の人達が、生活保護受給で居宅生活となった。
夜回りの活動だけではないが…、先進的な役割を果たしてきた。
★ 「ホームレスの自立支援等に関する特別措置法」が制定されていますが、
住居を定めないと認めない。(賃貸契約書がいる。施策は、生活保護、行旅病人の二つしかない。)
NPO法人承認後の支援活動
① 1月末現在のホームレスの実態数
20名前後で、主に長期滞在になっているが、ネットカフェや車上暮らしを含めると増える。
夏に向かって琵琶湖の涼しさを求めて移動してくるので、季節的にも増える見込み。
② 昨年の1年間で、脱野宿から生活保護受給居宅生活へ 14名
<年齢階層>
70歳代 1名
60歳代 1名
50歳代 4名 定職に就けない
40歳代 4名
30歳代 2名 躁鬱など精神を病んでいる(多い)
20歳代 2名 知的障害、過食症、自閉症の疑い
③ 相談で対応した例
* 車上暮らしのKさん。
* 職場のイジメで逃げてきたK君
* 20年間ホームレスのI君
共通して抱える背景に、知的障害者
支援策 彼らに必要な社会での受け皿がありません。
④ 就労支援プログラムによる強制、ハローワークでの職探しが中心となっている。
NPO活動の果たす役割が実感する
1、住居を見つけないと野宿生活から脱することができない。この間、福祉に理解をしていただく家主さん、不動産業者、医療関係、障害者団体等の連携を広めた来た。
2、元OBの人達が自発的に交流会が開かれた。
3、全国的に呼びかけられた、反-貧困 全国2008年キャラバンがあります。
【主催】生活問題対策全国会議ですが、主旨は、急速に格差と貧困が拡大している今、安心して働ける社会、生きることが保障される社会を目指して、「反貧困」のネットワークをつむぐため、全国キャラバンが展開します。私たちもこの大津の町の小さな活動ではありますが、全国の皆さんと連携したとりくみをしたいと思います。
助成金・補助金実績